カラフルなオパールの遊色効果を楽しめる原石です。
蛍光色のようなグリーンや、赤、黄色、茶といった光の輝きがとてもきれいです。
オパール特有の乳白色と楽しい遊色が魅力的な原石です。
原石のでこぼこした粗い削りによって、まるで乱反射するようにシラーが現れます。
ちなみに・・・のお話。
もともとオパールは水分を多く含んでいますが、エチオピア産オパールは特に水分含有量が高く、内部の水分が簡単に出入りするような性質を持っています。
そのため、多くのエチオピア産オパールには、水に濡らすと透明になるハイドロフェンと呼ばれる特性があります。
(全てがハイドロフェンタイプではありません。)
そういったオパールを水につけると、
ゆっくりと透明になっていき、
最後には水の中でオパールを見つけるのが難しいほどクリアになります。
石なのに、まるで生きているような感じがして、何とも不思議です。
こう聞くと、試してみたい!と思われるかと思いますが
私としては
あまりオススメできません。
なぜなら、
透明になるほど長く水につけた後は、オパールの透明感が無くなり、真っ白に変化するからです。
美しさが半減してしまいます。
この白濁状態は石の水分が抜けるにしたがって改善されますが、元のような透明感と輝きを取り戻すには2~3週間かかることも・・・
また、急激な乾燥によって割れてしまうこともあります。
水につけた後に、ドライヤーや熱をあてるのはやめましょう。
水に濡らしたり、乾燥したり、を繰り返すと変質してしまう恐れもありますのでご注意を。
この、不安定さこそがオパールの美しさを生み出す要因でもあります。
アクセサリーとして身につける、
原石として飾る、
という分には全く問題ありませんので、
水分と乾燥にだけ気をつけて美しいオパールを長くお楽しみください。